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第78回 生気のない社員のいる会社

先日、用事があってある会社を訪ねました。雑居ビルの上の方の階に入っている会社です。この手の建物にありがちですが、入口がどこかよくわからず、しばらく周囲を歩き回った挙句、仕方なく目的の会社に電話をいれて入口を尋ねました。

電話に出てくれた女性は小さな声で一生懸命説明してくれるのですが、こちらとしても初めての場所のため、まったく要領を得ません。やっとのことで入口を見つけ、エレベータで目的の階に上がったものの、次は、目的の会社の事務所の自動ドアが開きません。ここでまたうろうろ…。

呼び出しリンもなければ訪問者に対する案内板もなく、こちらが歓迎されざる客であることを突き付けられているような対応ぶりです。

ここでもうろうろすること数分、先ほど電話に出てくれた女性が入口から現れて、こちらを見ておられる。「〇〇社長をお尋ねしました」というと、カードキーをつかって別の入口から中へと案内してくださいました。

中に入ればガラス張りのミーティングルームと広い応接。オフィスには数名の女性がきれいな制服を着て働いている様子。その見た目の整いぶりと、雑な対応のギャップから、思い起こされたことがありました。

人事系の方ならご存知のリーダーシップ論のなかに、リーダーは業績と人間関係のバランスを考える必要があるというものがあります。業績が過度に優先されると人間関係がぎくしゃくしてメンタルをやられたり、辞める社員が出てきたりする。人間関係ばかりが優先されると、なあなあの雰囲気になって業績を追求する意欲が削がれる。だから、リーダーは業績志向と人間関係志向の両方のバランスを上手にとっていく必要があるというものです。

わたしは職場の人間関係は、客をはじめとする会社の外の人との人間関係にも影響をすると感じています。人はそんなに器用ではありませんので、職場の人間関係が威圧的で言いたいことが言えないような状況であると、客に対しても同様に縮こまった対応になりがちです。その人の良さが出てこないのです。

いまほとんどの業界で人手不足が深刻です。募集に対する応募数が多くないので期待するレベルの人材が採用できないと嘆く声も多く聞こえてきます。であれば、一人一人の良さを引き出すこと、チームとしてのパフォーマンスを上げることに力を入れるべきだと感じます。弊社はそのための知恵と方法論を提供しています。


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