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第100回 中小企業のブランドづくりにSDGsが役立つ理由

SDGsという言葉、大分あちこちで聞かれるようになりました。SDGsは、国連が提唱した2030年までに実現すべき持続可能な17のゴール、169のターゲットから成る体系。数年前からカラフルなバッジを胸につけた金融系や大企業の方を見かけるようになった、あれです。

このバッジ先行型の登場が足を引っ張って、「新手の流行りもの」と勘違いされたきらいはありますが、コロナの影響が長引くにつけ、この考え方が今後の事業展開を考えるうえでガイドラインになり得るものという認識が広がっています。

コロナショックが私たちに突き付けたのは、「一寸先は闇」という現実です。本来であれば東京オリパラで盛り上がっていたはずの今が、コロナに封じ込まれた自粛の夏休みになっている。今年の春、ダイヤモンドプリンセスが横浜港で右往左往していたころ、いやな予感を抱きつつも、「まさかね」と頭の片隅で思っていたことが現実になっているのです。

「正常性バイアス」という言葉もよく聞かれるようになりました。過去の経験に基づいて「大丈夫だろう」と都合よく解釈していたことが、全然「大丈夫じゃない」ようになっているのが昨今の環境、そして私たちの社会です。

飲食店ではテーブルやカウンターの上にアクリルの衝立が置かれ、「ともに食事をとることはコミュニケーションの最良の方法」であったはずが、いまや「黙って食べる」「食べてからマスクをしてしゃべる」のがマナーの王道です。

オンラインのセミナーや講演・講義が華やかになり、以前であれば、交通費を払って出向かなければ参加できなかったものが、ステイホームのままで聴講できるようになったのは、ヒョウタンからコマ的なご利益。これとて、以前から兆しはあったものの、こんなに早く普及しようとは、大方想像してはいなかったでしょう。

良きにつけ、悪きにつけ、過去の延長線上ではない現実が起こり始めています。

今までの事業のやり方をコロナ共生時代のトーンとマナーにあわせて変化させていかなければならない。みんなそれはわかっています。問題は、どう変化させるか、です。

コロナが収束しても新しい感染症が発生するかもしれないし、リモートワークもやってみれば経費節減になっていいが、社員のロイヤリティや仕事の配分など別の問題が発生しています。

目の前の現象に翻弄され、問題の解決に時間を割かれているうちに、本来やるべき仕事がおろそかになるのだけは避けたい。

では、本来やるべき仕事とは?

このコラムで何度も申し上げているのは、会社の立脚点、ビジョンやミッションといったものに、今一度立ち返ってみましょう、ということです。そして、今このタイミングでお薦めするのは、会社の立脚点から新しい戦略を立ち上げるときに、現在の人類が抱える課題を網羅したSDGsの考え方を投影してみるということです。

およそビジネスは、お客さんの課題を解決することで成立します。その課題解決の方法がコロナのおかげで機能しなくなっているなら、もう一度、課題を設定した時の源流に戻って、解決方法の見直しが必要です。

そこにSDGsの要素を取り入れるメリットは、10年、20年先に解決されているべき課題にかなり高い確率で紐づけることができることです。17の目標として掲げられている課題はいずれも、「あちら立てれば、こちら立たず」の要素を含んでおり、だからこそ全地球を挙げて、関わる人が協働体制をとりながら解決すべきものとされています。

SDGsは大企業が社会貢献のためにやるもの、だけではありません。中小企業が新しい戦略を打ち立て、際立つ会社になるためにも役立つものです。もちろん、これだけが唯一の方法ではありませんが、貴社のブランドを輝かせるための一つの道筋になるはずです。ぜひ一緒に考えましょう。

※弊社では中小企業のブランドづくりに役立つSDGsの活用方法をプログラムに取り入れ、直近(9月)のセミナーより解説を始めます。ご期待ください。


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