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第36回 マインドフルネスで気付く能力を高める

ゴールデンウイークに以前買った瞑想についての本を読んでみました。マインドフルネスという新しい言葉の登場で、全世界的に脚光を浴びている瞑想ですが、そのやり方には様々な流儀があるらしいので、時間が十分取れるまで試してみていかなったのです。

マインドフルネスとは「今、ここにある自分に集中する」ということで、マインドレス(心ここに在らず)とは正反対の状態を指します。私たちは多くの時間を、明日の心配や他人の思惑などの取るに足らないノイズに惑わされ、大方の時間、心はどこかを漂っています。

ハーバードビジネスレビューはかつて「幸福の研究」という特集号で、「幸福な状態は心が一箇所にとどまっている状態」という研究結果を掲載していました。何か一つのことに集中していると「フロー状態」に入り、時間の経つのも忘れて没頭しますが、それが即ち「幸福な状態」であり、マインドフルネスである、というわけです。

マインドフルネスの効能は、集中力が高まる結果、生産性や創造性が向上することとされており、それが先駆的な会社の人材管理に活用されている理由だと思います。加えて、目の前で起こっていることを意識化する結果、気づく能力が高まることも効能として挙げられます。

ルーティンワークの繰り返しのなかで、頭を使わなくても仕事がこなせるようになると、人は自然にマインドレスになっていきます。目の前にいるお客さんや周囲の環境に微妙な変化が起こっても、それに気づくことなくスルーしてしまいます。その時はそれで済んだとしても、ゆくゆく大きな差を生む情報を取りこぼしている可能性もあります。

こうしたリスクを避ける上でもマインドフルネスであることは大切ですが、では、人はいかにしてマインドフルネスになれるのでしょうか。もちろん「毎日瞑想する」というのも答えになりますが、気づきに関してだけ言えば、アウトプットの場を用意しておくのことも有効です。

どんな気づきでも良いので、「1日に必ずひとつ」などとルールを作り、強制的にアウトプットを生み出していく方法です。期限を決めることでちょっとした緊張感を作り、マンドフルネスにならざるを得ない状況を作ります。アウトプットに対する承認や賞賛の場を用意しておくことも有効でしょう。あくまでもポジティブな感情を引きだせるような仕掛けを作っておきたいものです。