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第40回 まず社長から幸せになってください。

最近、幸福に関する研究が劇的に進んでいます。数年前のハーバードビジネスレビューは「幸福の研究」という特集号を発行し、幸福な状態にある人がどれだけビジネス上のパフォーマンスを上げるかについてつぶさにレポートしていました。そこには直感的に納得できる要素も多く、私も頻繁に色々なところで参照させていただいています。

ところで人はどうやったら幸福になれるのでしょうか。幸福な出来事に出会いやすい、運のいい人だけが幸福になれるのでしょうか。実際のところ、幸福と思われる出来事は誰にでも起こっていて、それに気づく感度が高い人ほど幸福であるらしいことがわかってきました。起こった出来事にどう意味づけするかによって、幸福であるか不幸であるかが決まってくる、というわけです。実際に幸福への感度を上げる方法もいくつか提示されています。

コーチングをやっている方は「シャンパングラスタワーの法則」に馴染みが深いと思います。人は自分が満たされないと(幸福を感じていないと)、他人を幸福にできないという法則です。私はよくリーダーの方を相手にお話をさせていただくときに、「まずみなさんが幸福になってください」といいます。一見、あまりに楽観的でにわかには信じがたい法則を押し付けているようなのですが、長期的に見れば間違いなく真実であることに気づいていただけるはずです。

成功したベンチャー企業の経営者に話を聞くと「意味づけは自分次第」というフレーズがよく出てきます。目の前に起こった出来事が、一見最悪の事態にも見えたとしても、その本質は最良の出来事であるかもしれません。どう意味づけするかはその人次第。そして意味づけによってその後の構えが変わってくるわけですから、意味づけをすることは結果を振り返ることではなく、スタートラインに立つということなのです。

まず社長から幸せになってください。その構えが組織や顧客に伝播してどんな効果をもたらすか、壮大な実験になります。