東京事務所

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第198回 新規事業をもちかけられました。どうすればいいでしょうか。

こんなご質問をいただきました。「知り合いから新規事業を一緒にやらないかと持ち掛けられた。まったく興味がない分野でもなく、儲かりそうな話なので、やろうと思っている。どう思うか?」

本当に世の中には儲かりそうな話がころがっていまして、SNSなどでも「たった3日で〇百万儲かる」みたいな広告をしばしば目にします。弊社にかかってくる営業の電話も、勢いのよい男性から「絶対にお約束します」と断言されて、「どこに根拠があるのよ?」と心のなかでつぶやく次第です。

そして、この方も、ちょっとしたところで知り合った方から儲け話を持ち掛けられて、8割がた気持ちは「その話、乗った!」の方向に動いている様子。

ただやっぱり気になるのは事業というものに対する考え方で、まぁこんなことを言い始めるとキリがないと言えばキリがないのですが、たとえば、せっかくお尋ねいただいたので、こんな質問をします。

「あなたはその事業にどのくらい思い入れがあるのですか?」

「その事業は、今やられている事業と、相乗効果みたいなものはあるのですか?」

大体の場合、お答えは、はっきりしない。つまりは、「儲かりそう」というところだけに惹かれてお誘いに乗ろうかなと思っておられるらしいのです。

以前であれば、こういう方には結構うるさくお小言を言ったものです。

たとえば、

事業には思い入れが必要だから、あなたが本当にやりたいことでないと続きませんよ。とか、

本当にその知り合いは信用できるの?騙されてない?とか。

「うるさい」という字を漢字変換すると「五月蝿い」となるわけで、まるでハエがブンブン言うように忠告、苦言を呈したわけです。

お相手にしてみると、おそらく背中を押してほしくて質問してきているので、面食らった状態になります。「あぁ。困った先生に話しちゃったな」と。

で、こちらも戦法を変えることにしました。「そんな風に思われるくらいなら、やる前から忠告はしませんよ。やって、自分で学んでください」と。

物事を深く学ぶには経験するのが一番です。経験すれば自分の言葉で物事が語れるようになるし、自分の判断基準を持つことができます。

さらに、大切なのは、「経験」と「勉強」は別物ということです。あまりに勉強してなくて基本的なコミュニケーションができないとなるとまた別の問題が生まれてきますが、例えばマーケティングの本をたくさん読んでも、自分でものを売ったことがない人の知識は、たかが知れています。結構多くの人がここを誤解しています。

最初の話題に戻ります。新規事業を持ち掛けられた。儲かりそうに見える。そして、そこに自社や自分でやる意義があると感じたら、少しずつ始めて見ることです。リーンスタートアップです。

お相手との相性もあります。知らないことだらけなので、少しずつ経験して知っている領域を増やしていくしかないのです。そしてうまくいきそうな気配が見えてきたら、アクセルを踏みましょう。お客さんを広げていきましょう。そしてまた岐路に立ったら、声を掛けてくださいね!


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