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第183回 目立ちたくない人のための目立たず仕事を増やす方法

いろいろな方の相談に乗っていると、事業を進めるために「がんがん目立ちます」という方と「できるだけ目立たないようにやりたい」という方に出会います。まぁ何事にも両極端というものはあるわけですが、だいたいこの割合は半々くらい。すでに一定の成功を収めている方は、目立つことにも抵抗がない方が多いのですが、これから走り出すという方は、目立つのに躊躇しているケースに多く出会います。

目立つのに躊躇する理由は、他人のネガティブな感情を引き出すことをできるだけしたくないからです。うらやましがられる程度なら良いですが、変にねたまれたりして、足を引っ張られたりするとろくなことがない。「だからSNSのアカウントも消しました」という方にも時々お会いします。

以前、こどもYouTuberを売り出そうと奮闘するお母さんが、視聴者からのレスポンスを子供に見せるかどうかと質問されて、「見せない」と答えていたのを思い出しました。レスポンスが良くも悪くも見せない。そうしないと子供がやる気を失うからと。

マーケティングの教科書によると、販売促進すなわちセールスプロモーションには2つの型があります。プッシュ型とプル型。プッシュ型は、がんがん押していくスタイルの営業方法。プル型は、広告などの間接的な方法で情報を撒いておいて、向こうからきてくれるのを待つ方法。

間接的なプル型とて目立たないわけではありませんが、直接お客さんと接しないだけ、目立つことに対するプレッシャーは減ります。でも、決断がすべて相手にすべてゆだねられるので、押しは弱い。コロナ禍以降に普及したオンラインセミナーなども、リアルタイムではあるものの、オンラインという媒体を経由した間接的手法の一つです。だから押しが弱い。リアルセミナーに比べると成約率が圧倒的に低いと言われるのもそれが理由です。

目立ちたくない人が、他人の評価を気にせずに、自社・自分の事業を広げていくにはどうすればよいのでしょうか。これは私にとっても長年の懸案でした。

「腹をくくればいい」というのも一つのアドバイスですが、それでは抽象論すぎます。具体的にどうすればよいかという話です。そして出てきた結論。

まず自分のお客さんは誰かを決めること。

お客さんに対して提供できる価値を明確化すること。

その価値を裏付ける実績や証拠を積み上げ、適切な人に伝えること。

実はこれブランディングのプロセスと似ています。ターゲットを決めて、そこに提供する価値を定め、実体をつくりながら、伝えていく。

私たち中小企業は、限られた資源を使いながら、お客さんに対して、ここでしかない価値を提供していくことが使命です。そう考えると、誰も彼もを喜ばせることはまず無理で、きちんと自社のお客さんを見極め、向き合っていくことが大切という話になってきます。

そして、それ以外のところの優先順位を下げるということです。

限られた資源を有効活用して、目指すゴールを達成するためにも、心の資源の使い方も考えたいものです。ぜひご一緒に。


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