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第163回 非対面だからこそ本質がよく見える“リモートのパラドクス”

昨日、3回目の動画をYouTubeにアップしました。「これからは動画の時代」と言われ、「村木さんもユーチューバーになったら」と言われて早2年。やっと重い腰を上げた次第です。

コロナ禍に突入して以来、オンラインのミーティングやウエビナーを主催することも多数。結果としてカメラに語り掛けるのにも抵抗がなくなり、自分の顔がモニターに映ってもひるむことなく話し続けることができるようになりました。

機材の取り扱いやら、ネット接続やら、照明やらなにやら、まだまだ課題山積ではありますが、やってみてわかったのは、これは意外に楽だ、ということです。

話し言葉は書き言葉のように文法がしっかりしていなくても、なんとなく伝わるし、さーっと流れて行ってしまうので、考えながらしゃべるのにもあまり抵抗がない。

私の場合は、大体のしゃべりたい方向性だけ決めておいて、その瞬間に降りてきた言葉をしゃべるようにしているので、事前準備もあまり必要なく、書き言葉のように何度も何度も推敲する必要もない、というのが「楽」である理由。

そういえば、今よりずっと若いころ、通訳を目指していたことを思い出しました。あまり人様に言っていませんが、私、英文科卒でいちおう英語がしゃべれることになっています。ところが、英語で書いた文章はひどいもので、ひどいということがわかるだけまだよいのですが、とにかく、あまり人に見せられたものではありません。

それで、通訳がいいなと思ったのです。その場で話が通じればOKだし、文法が多少崩壊していても、何とか意味は伝わる。このあたり話し言葉のいい加減さが、良い加減に感じたものでした。

残念ながら通訳の夢は成就せず、どういうわけか経営系に進んでしまったわけですが、それでもやはり、話し言葉の良い加減さを改めてよいなと思っている次第です。

YouTubeだけでなくFacebookライブだのインスタライブだの、リモートなのにリアルタイムにつながる手段が多数登場しています。

こうした手段を使って何かを話し言葉で表現していくと、その人の人となりというものが本当にリアルに現れてくることを感じます。気の良い人は気の良い人のオーラが出るし、斜に構えている人は斜に構えたオーラがいつにもまして醸し出てくる。

たぶん普段もその手のオーラは出ているのですが、対面しているとリモートほどにじろじろと相手を見ることも憚られるので、そこまでじっくりと見ていない。だから非対面のほうが生身の相手をじっくり観察できるというパラドクスが起こるわけです。

となると、より、本質のところ、隠しても隠し切れない素の部分が見えてしまうわけで、これは、まずい、と思うわけです。非対面だからこそ、自分の本質的なところを磨いていかないといけません。

リモートの会議に出て、顔のしわを気にしているようではだめなのです。考えるべきは、顔のしわまで魅力的に見せる物言いであったり、姿勢であったり、他人に対する思いやりであったりなのだと思います。

もちろんそんな七面倒くさいことを考えなくてもリモート会議や動画の情報発信はできるわけですが、これだけ情報があふれている世の中です。ほかにはないオンリーワンの情報を発信できるとしたら、その人の個性を見せていくのが一番の差別化になります。

その個性が他人にとって好ましいものであるためには、根底に優しさや温かさといったポジティブな構えが必要、といったことをまた改めて感じたYouTubeデビューでした。

動画を配信してみたいけれど何を配信したらよいか…とお悩みの方、お声がけください。これはリサーチとブランディングの素晴らしい機会です。みなさまもぜひお試しください!


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