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第157回 おかげさまで地味に売れてます。中小企業のサステナブルブランディング

今年4月に出版させていただいた「中小企業のサステナブルブランディング」、おかげさまで地味に売れています。この書籍、実は昨年の今頃から書き始めたものですが、当時は銀行や行政のみなさまが胸につけたバッジ=SDGsという認識が大半だったと記憶しています。

ところがコロナ禍をはさみ、いまや、夕方のテレビ番組の一部に「SDGsネタ」が組み込まれるほどの浸透ぶり。こうした情報発信によって広く認識が広がるのは良いことですが、他方、「中小企業にとってのSDGs」という視点でみると「CSRの二の舞になるのでは」という心配が出てきます。

CSRやらSDGsやらアルファベット3文字、4文字というのは、それだけで怪しい雰囲気を醸し出します。さかのぼれば、BPRやSIやISOやBCPや、このアルファベット大文字の並びを見ただけで「思考がストップする」という方も相当数おられるのではと思います。

そこがまずいけない。歴史をさかのぼれば欧米の文化を無防備に取り入れ、自分たちなりにアレンジして良きように使いこなしてきたのが日本人です。ですから、良きように解釈して社会貢献カテゴリーのなかで教育コンテンツ的に扱われるのも無理もないとは思います。

そして教育コンテンツ的に扱われることは、多くの人たちの社会問題に対する認識を変えていくうえで不可欠な取り組みであると思います。だからそこに噛みついているわけではありません。それはそれで良いと思うのです。でも、それがすべてではないということです。

私が上記の書籍で強調したのは、日本の企業の99%以上を占める中小企業が本気でSDGsに取り組まないと、社会課題の解決という活動自体に継続性が生まれないということです。活動自体に継続性を生むためには、中小企業が事業のなかにSDGs的な、つまり社会貢献とか環境保護とかいう要素を取り入れていかなければいけないということです。

そして最も重要なのは、それで利益を生むということです。

なぜ社会課題の解決という活動に継続性が必要かというと、今までのやり方を続けていては、たぶん、人も環境も限界値を超えて、経済活動自体が維持できない域まで崩壊するからです。

「といっても、それが本当だって、自信を持って言えるの?」

このご質問よくわかります。確かに、南極の氷が解けて海面水位が上がり、水没する国が出てくるとか、南極の氷が解けて、中に閉じ込められていた古代のウイルスが地球上に現れ、第2、第3のコロナが人類に襲い掛かる……と言われたところで、あまりに現実感がありません。

もう一つの質問は「それってうちがやらないといけないわけ?」

はい、そのお答えは上記の書籍に書かせていただいています。

とかなんとかごちゃごちゃ言っている間に、ESG投資とかSDGs補助金とかいうものが世の中に現れて、中小企業経営者の意図とは別のところから、社会課題の解決や人を尊重する経営に対してお金が回る気配が現れてきました。

金融機関が中小企業のSDGs活動のレベルを計測するアセスメントを開発し、その結果を融資の際の判断材料に活用すると言ったニュースも聞こえてきます。

こうなると、「うちの経営に地球環境や社会課題は関係ないからやらない」というレベルの議論を超えてきます。

思い起こせば同じようなことは過去にもありました。たとえばBCP(事業継続計画)。地震や感染症の蔓延など事業活動の継続が阻まれる場合を想定して、あらかじめ対処法を検討しておくものです。震災のあと盛り上がり、数年間下火になったと思ったら、感染症の広がりで再度脚光を浴びています。

そして、「BCP計画を策定していること」が、補助金取得の際の「加点項目」すなわち、優遇策となっているのです。

さて、貴社はSDGsが語る未来のニーズに対して、どういう風に関わっておられるでしょうか。

すでに取り組み始めておられる企業は、既に次のレベルの課題に対処し始めています。

まだと言われる社長は、周回遅れにならないように、ぜひ一歩前に踏み出してみることをお薦めします。

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