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第156回 パソコン苦手と言っている場合じゃない

先日、フィリピンに住む知り合いとオンラインで話をしていたときのこと。「日本はまだファックス使っているの?」と大分大きな声で驚かれました。彼女曰く「フィリピンはもう契約書もなにもかもオンラインだよ。ファクスを置いてる店なんかどこにもない」とのこと。

最先端のITもロボットも○○テックも、今や途上国のほうが進んでいることが良くあります。先のファクスの例だけでなく、スマホを使ったキャッシュレス決済も実は途上国のほうが進んでいます。はからずも日本が遅れてしまった理由、それは、少し前の便利なツールが頑固に世の中に根をはっていて、それに慣れてしまった人たちが、次のテクノロジーに移行するのを嫌がるから、です。

いまやメールやチャットばかりでなく、会計ソフトも契約書のやりとりもすべてクラウド。少し前まで契約書類に印紙を貼って返信用封筒を同封して送っていたのがウソのような進歩ぶりです。法人は税理士や会計士などの専門家に税務処理をしてもらわないといけない、といった〝常識″もいまやクラウドサービスが破ろうとしています。

すこし前に「AIでなくなる職業」のリストが話題になりました。それによると、単調なルーティンワークや、資料を参照すればできてしまう定型の仕事はいずれなくなります。スーパーのレジがセルフ化したと思ったら、次は無人コンビニの登場。それでも、なくならないのは、人の感情を扱う仕事とクリエイティブな仕事だと言われました。

ところが、その感情を扱う仕事にしてみても、大量のデータをもとに分析を続ければ、「この人に今、どんな言葉をかけると喜んでもらえるか」といった実に人間的な思慮深さすら、機械に置き換えられてしまうのだそうです。

では、人間の最後の砦ともいえる「クリエイティブな領域は?」というと、これもまたビッグデータを背景に、どんな曲や歌や小説を創ればヒットするかもAIが判断できると言います。そして、実際にヒットを飛ばしているとか。こうなると、人間の居場所はますますなく狭くなっていきます。

といった遠い未来もはなはだ心配ではありますが、その前に、本格的に心配しなければいけないことがあります。

それは身近なIT化。パソコンアレルギーの解消です。冒頭のファクスの話しもそうですが、ここのところ行政主導の急激なIT化は「取り残されてしまう」人が大量発生する恐れを感じさせます

思い起こせば昨年春、コロナ禍に見舞われた日本に一律の給付金が支給されました。そのときに露呈してしまった「マイナンバー制度」の脆弱さが反省材料になって、「使えるIT」目指し、国を挙げて一気に身近なIT化が進行中。

私もなじみ深い中小企業の補助金申請分野もIT化の弾みがついていて、「うちはファクスしか使いません」という事業者さんは、もう本当に「取り残されて」います。

そうはさせまじと、行政側もわかりやすい動画の解説やマニュアルを大量に用意してネットで配信してくれていますが、「IT嫌い」の皆様には、それすらハードルが高いのです。

かつてデジタルデバイドという言葉がささやかれていた頃とは、また異なるレベルで、ITを使いこなせる能力が必要となっています。

国は中小企業に生産性の向上を求めています。生産性を向上し、付加価値の高い商品・サービスを提供して利益を上げる。そして賃金を上げ、物価を上げ、経済をよりよく回していくのが目的です。生産性向上の武器がITです。IT嫌いでは済まされない時代が本格的にやってきています。

国が主導する無料のサポートもあります。ご興味のある方、弊社代表メール(rep@atryon.jp)までご連絡ください。


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