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第154回 「本業×〇〇」=未来の収益の柱

先日の日経ビジネスを見ていましたら、お寺がホテルを始めたという記事が掲載されていました。ホテルの宿泊客がお寺の朝のお勤めに参加できるので、人気を集めているとか。

お寺の本堂でコンサートを開く「寺コン」、お寺で婚活パーティを開く「お寺婚活」など、「寺×〇〇」という組み合わせは少し前から登場していましたが、いずれも「お寺」という場所を活用したイベント的なもの。

対して今回登場したのは、お寺がホテルを経営するという、かなり肝が据わった事業展開のお話しです。

記事を読み進めると、ホテル業界に勤めていたお寺の後継者が、事業承継の際に、今後のお寺の行方を考えて、もう一つ収益の柱を作りたいとお考えになられたらしい。そこから「ホテル」を発想されたわけですが、実現までには数多のハードルがあったとか。

その経緯はともかく、やはり「本業×○〇」が新規性を生み出すことを実感したわけです。

アイデア創出の本によれば、「全てのアイデアは過去にあったアイデアの組み合わせから生まれる」。としたら、ゼロから何ものかを創造しようというよりも、既にあるものを組み合わせて考えてみたほうが早いことになります。さらには、「組み合わせるアイデアは遠く離れたもの同士の方が、出てくるアイデアの新規性が高い」というわけで、お寺のホテルなどは、まさに、「どう考えても一緒にならない」ものを一緒にしてしまった成果と言えます。

さて、またここからSDGsのお話しになります。ここのところの「SDGsブーム」には少し閉口するところがあるのですが、やはり、便利なのでこの言葉を使って書き進めます。

SDGsには17のゴール169のターゲットがあること、ご存知の方は多いと思います。そのゴールは3つに分類され、一つは途上国の課題、二つ目は先進国を含む私たちの社会経済の課題、三つめは地球環境の課題となっています。

ゴールの1番目にある「貧困をなくそう」は、どう見ても、途上国の課題に見えます。が、日本国内にもカタチをかえて「貧困」の課題があります。よく例に出されるのはシングルマザーの貧困問題。その大半が年収200万円代といわれ、しかも、子供が小さいので時間制約も多く、思うように働けない。高い賃金の仕事にもつけない…という三重苦にはまっています。

で、「本業×○〇」の文脈で言えば、「それって何かビジネスになりませんかね?」という風に考えるのです。もちろん、お金のない人からお金をとろうとか、無償ボランティアで彼女たちを助けようという話ではなく、正々堂々と関わる人が納得してお金を払い、お金をいただくビジネスモデルはできませんかね?というお話です。

いや、うちはシングルマザーなんて関係ないから…とお考えの方、ごもっともです。身の回りにそういう方がいなければ、その人たちのことを一生懸命考えるのは多分無理。

ベンチャーがビジネスのアイデアを考えるとき「自分か自分に近しい人の課題を解決するビジネスを考えるのが一番うまくいく」といいます。なぜなら、その課題の「当事者」なので、課題の背景もよくわかっているし、解決したいという切実な想いを持っているからです。

だから冒頭のお寺のホテルの場合は、後継者の前職である「ホテル」が、「寺×〇〇」の〇〇にはまった、と。

経営コンサルタントとして有名な神田昌典さんは、その日に偶然出会った出来事を無理やり自分のビジネスに結び付けてみる、そういう偶然の組み合わせから、新しい発想が生まれる、といった主旨のことを言われています。これが習慣化すれば、面白いアイデアがたくさん生まれてきそうです。

「本業×〇〇」=未来の収益の柱

その〇〇を考えるのが難しいのなら、SDGsの17のゴールのいずれかを入れてみてはどうですか?というのが、ビジネス観点でのSDGsの活用法です。そこから目からウロコのビジネスが生まれてくるはず。一人でやるのが難しければ、お手伝いします。ぜひお声がけください!


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