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第131回 一発逆転のホームランはどうしたら打てるのか

「毎週毎週コラムを書いていてネタに詰まりませんか?」とよく尋ねられます。先日もある方に同じ質問をされましたので、「はい、ときどき詰まってます」と笑いながら答えたところ「そういう時は今までのサマリーをやればいいんですよ」とありがたいアドバイスをいただきました。

というわけで、今回は、コロナ禍の明暗をサマリー風にまとめてみました。そして、こうした難しい時期においてもヒットを飛ばす秘訣について考えてみます。

まずはステイホームの影響から。最も打撃を受けた業界のひとつが宿泊業。

ステイホームのあおりで大打撃を受けたホテル業界でも、リモートワークに目をつけて新しい需要を開拓した有名なホテルがありました。同じやり方で窮地をしのごうという同業が続きました。

飲食業界が軒並みテイクアウトを始め、ITを駆使した「出前」が復活しました。思い起こせば、昔から蕎麦屋や寿司屋の出前は当たり前でしたが、「出前」の部分だけ切り出してここまでサービス拡大を始めたのは、コロナ禍ならでは。いまや数社がひしめく混みあった市場になっています。

コロナ禍の非接触・非対面に衛生面からのメリットも加わり、顧客の利便性も増したというサービスも現れました。その一つがモバイルオーダー。

店に行く前にスマホから商品を注文しておいて、スマホ上でキャッシュレス決済。店に着くころには注文した商品はできているという次第です。非接触・非対面、密の回避にキャッシュレス、そして待ち時間なしと一挙四得。

店にとってみてもメリットは満載です。店員が調理に集中できる、お金を扱う必要がないので、衛生的。しかもお釣りのわたし間違いや計算ミスがない。

中でも画期的なのは、客の購入データが蓄積されること。オーダー前に客が個人情報を登録するので、購入商品や金額、時間が個人情報と紐づいて刻々と蓄積されます。このデータを活用すれば、よく買ってくれるお客様にスマホから特別待遇の情報を提供したり、休眠しているお客様に再訪していただくといった手も打てます。

非対面・非接触などで物理的な距離はできるのですが、代わりにデータを通してお客さんの姿がくっきり見えてくるので、逆に心の距離は縮まるという具合です。

それにしても、こういう環境適応能力というか、優れた発想力というのは、どこから出てくるのでしょうか。誰もが、厳しい状況に陥ったときに、ホームランとは言わないまでもヒットくらいは打ちたいと思っているはずです。打てる人と、打てない人の違いはどこにあるのか。

世界のホンダの創業者である本田宗一郎さんの語録からヒントを一つ。

「私は自己の体験から創意発明は天来の奇想によるものではなく、せっぱつまった、苦しまぎれの智慧であると信じている。」

あの天才でさえもこういうのです。いわんや凡人をや、です。

先日、コロナのワクチンを一瓶から7回接種できる注射器を開発した会社の人の話を聞きました。通常、一瓶から6回接種できるはずなのに、従来型の注射器を使うと5回になってしまう。1回分もったいないと話題になったあの話し。それが一挙に7回まで打てる注射針を開発した。

ワクチン接種回数が想定より少ないと話題になってからほんの数ヶ月。「なぜこんなに早く開発できたのか?」と問われて、出てきた答えが「前々から考えていた」。

もちろん別の用途で考えていたようですが、準備してないとこんなに早くは開発できません。大体のところで見当をつけて準備をしておくということも大切、なのです。

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